幸せをくれたグランドピアノ

先日我が家のグランドピアノが知人のところへ引っ越しました。
娘が、中学の時にピアノの調律師の紹介で、音大を目指していた高校生がピアノが嫌になり、傷をつけてしまったピアノを、引き取ったものでした。
もともと購入していたアップライトピアノは、音楽をめざすということがあるなしにかかわらず、いい音に触れていることが大切と思い、知り合いのピアノ店で、何台も音を聞いて購入したもので、音が気に入っていましたし、場所もとるし、と迷いましたが、引き取ることにしたグランドピアノでした。
我が家の家に来たそのグランドピアノはピアノの蓋を中心にひっかき傷などが、ついていて、気のせいか心なしか、悲しそうでした。
ですが、さすが、グランドピアノ。良いメーカーということもあり、アップライトとは格段の音の差を感じました。
お陰で娘も息子もピアノを楽しそうに弾いて、お互いの時間が重なるので、そのピアノのために小さいながら防音室まで作るはめになったのです。その防音室が二人のの音楽好きにさらに拍車をかけ、娘はピアノ講師の資格をとり、息子は音楽系の仕事をしバンドを組んで楽しんでいます。
息子が色々機材を購入しだし、練習も必要なので、防音室のグランドピアノとリビングのピアノと交換しないとおさまりがつかず、かなり前からグランドピアノはリビングへ。
そのため、娘が嫁ぎ孫ができて、その孫がよちよち歩きを始める前から、そのグランドピアノを弾く息子や娘の姿を見て、ピアノに関心を示し、膝に抱くと喜んでピアノをたたき、(弾くとは間違っても言えない状態ですが)なかなかピアノから離れなかったりして、娘が思うように弾けなかったりと我が家の素敵な一員となっていました。
ですが、そのグランドピアノは黒で、我が家のリビングには合わないし、弾く時間も少なくなってきていたので、相談の結果傷ついているし、古いので、施設に寄付をすることになりました。ところが、その準備をしていたら偶然のその話を聞いた友人が、ちょっと待って自分が引き取りたいので家族と相談する時間をくださいと、言ってくれて、なんとその妹さんのご家庭の一員になることになったのです。
しかも我が家と同じように中学生と小学生のお子さんたちが楽しみたいとのこと。6月にそのピアノが引っ越しをして、8月にご招待を受けて、ピアノに会いにいくと夏休みということもあって、なんと中学生の難しい思春期の息子さんが私のためにピアノを弾いてくれました。
悲しい思いをしたグランドピアノでしたが、我が家で17年すごし、我が家に楽しい時間と幸せをくれて、別れは寂しい気持もありましたが、
また、新しい家庭でご家族に楽しい時間をもたらしてくれると思うとうれしい気持ちになりました。
我が家に楽しい時間と幸せをくれたグランドピアノさん。有難うm(_ _)m
Posted by 里村美旗恵 2009/09/01 07:34
